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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第39章 ヒマワリ

Sho side

翔「躰…大丈夫?」

抱き着いてくる潤の背中を
優しく撫でると

肩に埋めていた顔を少しだけあげて
にこっと笑う

潤「全然大丈夫だよ…明日はオフだしね…?」

翔「そーだな…まだまだいける?」

潤「あ,ちょ…今はダメ…」

背中を抱きしめていた手を
スルリと下げると

ビクッと肩を揺らして躰を離した

視線が絡んで二人で笑った

潤「溶けちゃったね…」

黄色いお湯をちゃぷちゃぷ揺らして
潤が眉を落とした

翔「また買ってくるよ…」

潤「でもいい匂い」

浴室には,ヒマワリの香り?
と称した花の香りが広がっていた

翔「ヒマワリってどんなにおいかわかんないや」

潤「でも,なんか夏っぽいさわやかな花の匂いだね…」

翔「8月の花だから…潤にぴったりだな…」

潤「…そ…ぉ…?」

納得いかない…って顔をして首をかしげる

そりゃぁね,世間のイメージは…

ヒマワリよりはバラ?とか?
何か,かっこいい花のイメージが強いかもね…

でも…俺に笑いかけてくれる笑顔は
ヒマワリみたいにあったかいよ

翔「…そろそろ出ようか…ちょっと飲みなおす?」

潤「うん,ワイン飲みたい」

そう言って笑った顔は
やっぱりヒマワリみたいで

思わずその頬にキスをした

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