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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第42章 フリージア

Sho side

寝室について俺がベッドに座っても
潤はなかなか座らなくて

何故かニコニコしながら俺を見下ろしていた

翔「…どした?寝ないの?」

首を傾げるとニコニコがキラキラに変わるくらい無邪気な笑顔になる

いや…可愛いけど…

翔「じゅん…?」

潤「しょぉくん…俺ね…幸せだよ?」

まだ酔ってるのか
喋り方がふわふわしてる

翔「うん…よかった…」

でも…機嫌は直ったみたいで良かった…

潤「翔くんが傍に居てくれるから,だよ?」

念を押すように首を傾げて俺を覗き込む姿に…一瞬ドキッとした

翔「そっか…それなら俺も嬉しい…」

握っていた手をくっと自分の方へ引き寄せようとしても

潤の躰は動かなくて
未だに前に立ったまま

なんだ…?

翔「潤…?もっと傍においで?」

俺が見上げて少し腕を広げると

またキラキラの笑顔を向けて

なぜか,手を離した

潤「ぅん…しょぉくんのトコロにいくよっ?」

翔「え?ぁ?…う??」

意味を理解する前に
後ろへ下がって助走をつける潤が目に入った…

…え?

次の瞬間…

翔「ぅわっ…ぅぇっ…ぐっ,はっ」

おなかに…躰に…

ものすごい衝撃を受けて

気づいたら寝室の天井が見えていた

…痛い…

…重い…


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