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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第44章 ドラセナ

Sho side

「大丈夫ですか?」

俺達の様子に
カメラマンが手を止めた

翔「…仕事中…」

俺が潤に向き直っても
潤はそっぽを向いたまま

翔「すいません,大丈夫です!!もう一回お願いしますっ」

カメラマンに謝って
友達によく言われる優等生スマイルで続きを促した

こんなくだらないことで撮影をとめるわけにいかないから…

翔「悪かったよ…今は集中しよ…」

潤の背中を軽く叩いて
仕事のスイッチを入れた


「はい,ありがとうございます!!松本さん櫻井さんOKですっ」

その後数枚シャッターをきって
スタッフの掛け声とともに撮影は終了した

「次,二宮さん相葉さんでーす」

すでに待機していたニノと雅紀…と智くんが微妙な表情で俺たちを見ていた

和「いいかげんにしなさいよ,あんたたち」

雅「仕事に持ち込まないよーに」

すれ違いざまに言われた
…見られてたのね…

智くんが俯き加減の俺達の前に立った

智「今,楽屋あいてるから…仲直りしてきなよ…」

30分だけね?と念を押されて
スタジオを追い出された

楽屋まではお互い顔も合わせず
俺の少し後ろを潤は歩いていた

楽屋のドアを開けて
潤を入れてから鍵を閉める

そのまま潤を抱きしめた

やっぱり躰が熱い…

でもそれを言う前に…
こーゆーのは…俺から謝った方がいいから…

翔「昨日はごめん…」

謝って抱きしめて…
そっとソファに座らせた

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