過激BL短編集
第12章 たこ焼き〜外はさくさく中はとろとろ〜
自分が尿意に耐えていることに気付く。
机に目をやるとやはり大量の空き缶。
これだけ飲んだからなぁ。
「実、ごめん…。トイレ行きたくなった」
逃げたりしたいわけじゃなくて、ほんとうに。
「俺から離れんといてや…。今日は」
こんなに寂しがり屋というか、甘える実は見たことなくて戸惑ってしまう。
「でも、漏れる…で」
じんわりと下腹部に体重を乗せてくる実。
「この場ですればええやん」
「汚れる…」
実がビールジョッキを俺の横におく。
「ここに出せば汚れへんよ」
「お願い…ほんまにっ…許してぇっ」
緊張のあまり、我慢してることすらも気付かなくて、今になってこんな…。
実が俺の体を起こしてパンツを脱がせる。
ジョッキの上で膝立ちをさせられる。
「俺、こんなん…無理やって…」