過激BL短編集
第12章 たこ焼き〜外はさくさく中はとろとろ〜
どうにかトイレに行かせてもらう方法を必死に考える。でももう頭は回らない。
「ほら、出していいんやで?」
こんな部屋の真ん中でしたことなんて無いから、出そうにも出ない。
てか出したくない。
「お願いっ…なぁ…やめて…」
実が俺の首や耳を舐めるから、力が入らなくなる。
今にも、出そう。
と思った瞬間、実が俺の背中に指を這わせた。
不意打ちに体がビクンと跳ねて、ビールジョッキに出してしまう。
力が抜けたせいで…。
「ああっ…出てる…止まらんっ……見んといて…おねがいっ」
止めようと思っても、意志に反して体は尿を止められない。
羞恥心と情けなさから涙が出る。
大人になってお漏らしで泣くとか…。