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にじいろ。

第5章 傷痕と嫉妬の狭間で。

俺も上半身裸になって
かずを後ろからキツく抱きしめた


和也「…まーくん」

雅紀「ごめんな、痛かったろ?」


かずが首を振る


雅紀「でも声が…」

和也「…違っ」


えっ…?
痛みで声が出てたんじゃないの?


和也「かっ…感じ、て、」



感じて?



かずの体温が上がっていくのがわかった


雅紀「あったかいね」

和也「熱いよ(笑)」

雅紀「エアコン効いてるのにね?」

和也「まーくんがチュッチュチュッチュするからでしょ!」

雅紀「俺のせいかよ?」

和也「まーくんのせいだよ?
だから、」



そう言うと
かずが振り返って
キスをした



和也「責任取ってよね…?」

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