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にじいろ。

第6章 俺達の夏。

歌い終わると
一瞬、間があいて

そのあと
歓声と共に大きな拍手を贈ってくれた


潤「ニノ、すげぇー!」

智「歌うまいなー」

翔「俺、鳥肌立ったぁー」



まーくんは最上級の笑顔で
最後まで俺に拍手を贈ってくれて。



嬉しい。
こんなにも褒められたことなんてないもん



翔「最初のとこ、いいなぁ」

潤「Aメロね」

翔「そうそう」

智「『運命的な五叉路』のとこが響いたな」

雅紀「なんか、俺らみたいだね!」






囲われたあの鳥籠から飛び出さなかったら
俺はこの四人と絶対に出逢わなかっただろう


偶然じゃなくて
きっと必然だったんだ

俺の人生なんて
いつ終わったっていいって思ってた
だけどみんなと出会って


一度きりの人生を
今度こそ楽しみたいって

そう思ったんだ

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