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にじいろ。

第7章 二人の夏。 

〜 雅紀Side 〜



飲んで、食べて、歌って、馬鹿騒ぎして
最後は檜の大きな風呂にみんなで入った。

かずが嫌がるかなと思ったけど
背中にタオルをかけてやったら
『これなら大丈夫』
って言ってくれた

二人っきりじゃなかったけど
これはこれで楽しくて。






お開きになった時には既に
深夜12時をまわっていた



和也「あんな大っきい風呂、初めて入ったぁ♡」

雅紀「気持ちよかったねぇ♪」

和也「なんかもう、初めてのことがいっぱいだったよ」

かずが照れ臭そうに笑う。


そうだよね
初めてがいっぱいで
目をキラキラさせてたもんね


今日はかずの笑顔をいっぱい見れたな…
泣き顔も見たけどさ
流した涙は温かい涙だよね?

俺も嬉しかったよ。



和也「あっ、潤くんから貰ったプレゼント見ようよ?」

雅紀「そうだった。『一緒に見て』って言ってたもんね?」


かずが、プレゼントの中身を取り出す









和也「・・・」






雅紀「・・・」








コレって。










潤からのプレゼントは
コンドームとローションだった

何考えてんだ、あのバカ!

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