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にじいろ。

第9章 前世の記憶。

ー ガチャッ ー


雅紀・智「おはよー」

潤「おお。お二人さん、お揃いで(笑)」


雅紀「ところで、なんの話?」

和也「えっ?!」


聞いてたのかよ…


翔「あぁ。雅紀の『名誉の勲章』の話?」

雅紀「これ?」


まーくんがTシャツの袖を捲って
痣を見せた




ズキン


やっぱり胸が痛む




潤「ニノがそれ見るといたたまれなくなるって」

潤くんが朝食を並べながら言った



雅紀「え?なんで?」

和也「いや、その…」



智「生まれつきの痣って、前世の名残りって言うよね?」

雅紀「大ちゃんよく知ってんね?お寺の住職さんにもね、そう言われた」

和也「…ほんとに?」




雅紀「これはね、前世で大事な人を守って出来た傷の名残りらしいよ。
なんかカッコよくない?」






大事な人を守って……。






智「ニノ?」

翔「顔色悪いけど大丈夫?」





和也「あれ……まーくんだったの…?」

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