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にじいろ。

第9章 前世の記憶。

和也・翔「おはよー」


朝食の準備をしていた潤くんが
俺と翔くんの顔を見てフッと笑った

潤「二人で何か企んでると思ったら
そーゆーことね」



す、すみません…



潤「ま、仲良いのはいいことなんじゃね?」

アイスコーヒーをテーブルに2つ置いて
ニコッと微笑んだ




和也「あのさ、まーくんの痣のことなんだけど、」

翔「痣?」

潤「あー、腕の?」

和也「そうそう。
あの痣見てるといたたまれなくなるんだよね」

潤「まーは気に入ってるみたいだけど?」

和也「そうなの?
昨日もさ、まーくんが寝てる時に痣に触れたら…自然と涙が出てきちゃって」

翔「確か生まれつきのものだよね?
雅紀は『名誉の勲章』って言ってたけど、」

和也「名誉の勲章?」

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