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にじいろ。

第1章 出逢いは突然に。

〜 潤Side 〜



潤「全然知らなかった」

なんだか居た堪れなくなって、俯いた


翔くんの誕生日から半年経ってるけど
そこからどうやって仲良くなって、今のこの
『付き合ってる』
状態に持って行ったのかが気になって

気付いたら勝手に口が動いてた



潤「それで…いつから付き合ってるの?」


雅紀「…ちょっと!潤!」


まーの静止も他所に
切り込んだ



顔を見合わせる、翔くんと大野さん





智「3日前?」

頷く、翔くん



翔「あの日から3ヶ月後…智くんに偶然会ったんだ。
河原で。」

潤「河原で?」

智「そうそう
川魚眺めてたの。
そしたらいきなり、『大野さん?』って話しかけられて

あの時の子だ!って一目見て思い出して。

制服着てたからびっくりしたよ!
大人っぽい高校生だなぁって感心しちゃった」


雅紀「それで?
そのあとどーなったの?」


翔「改めて自己紹介して、智くんが4月からカメラマンのアシスタントととして働き始めたって聞いてさ
良かったら他の写真も見る?って言ってくれて。
それから連絡先を交換して
写真を見せてもらいに行ってるうちに…」

潤「…うちに?」




翔「…いつの間にか、好きになってた」










…あぁ…そうですか……

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