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にじいろ。

第10章 悪魔なアイツ。

カーテンを閉めて
ネクタイをスルリと外し
Yシャツと制服のズボンも脱いだ


雅紀「かずもね?」

同じように全部脱がせて
そっとベッドに沈めた


髪を撫でて
唇を重ねると
かずの身体から力が抜けて行くのがわかる


ゆっくり
ゆっくり
首筋に唇を這わせる


和也「…んっ」


肩に、ひとつ

胸に、ひとつ


だいぶ薄くなった
背中の傷跡にも ひとつづつ


その度に
小さな吐息が漏れて
かずの頬が紅く染まる


上半身に舌を這わせて
一番敏感なその場所に辿り着けば

和也「ぁあっ…!」

艷やかな声と共にピクッと背中を反らす



雅紀「可愛い」



その声がもっと聞きたくて
執拗に舌で転がしたり吸ったりすれば

和也「やっ…もう触っ…」


『触って』と
おねだりするんだ

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