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にじいろ。

第11章 天使と悪魔の Gimmick Game。

スタジオから路地を出た所に
まーくんと潤くんは居た


斗真「相葉先輩!ホントすみませんでした」

斗真がまーくんに頭を下げた


斗真のせいじゃねーよ
何が、海外生活が長かったから、だ
俺に対する挑発だってのはわかってんだよ


雅紀「大丈夫、大丈夫
ちょっとびっくりしただけだから
俺の方こそ、なんかごめんね」


周りに気を遣って出た言葉なのは
俺が一番よくわかってるよ。



和也「雅紀」

雅紀「えっ…?」


和也「あの人、海外生活が長かったんだってさ。
だから気にすることないよ」

普段呼ばない『雅紀』呼びに、周りは驚いてたけど
『気にすんな』
『あんなもん、事故だ』
まーくんにそう伝えたくて
自分がそう思い込みたくて
まーくんの肩をポンと叩いて歩き出した



ごめん
今の俺にはこれが精一杯だ

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