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にじいろ。

第11章 天使と悪魔の Gimmick Game。

潤はそうそう信じてくれなかったけど
俺が間違うわけないじゃん




♪君の首筋…ほら唾をつけた。




紅い舌に左手の中指を這わせれば
悲鳴にも近い歓声が上がる




ゾクッとした。
こんな顔出来るんだ。




曲が終わると
また照明が落ちて

暗闇の中で

「Thank you」

甘い声だけが響き
拍手と歓声が湧き上がると
徐々に明かりが点って
ステージの上のかずはそこから消えていた




村上「やっばい!めっちゃカッコよかったなぁ!」
斗真「やっぱ凄ぇわ」
風間「俺、鳥肌立った!」

三人はライブの余韻に浸ってる


雅紀「楽屋行こ!」

俺は会場から飛び出した


潤「おい、まー!」

四人は俺の後を追ってきた




『Storm 様 控室』



ー コンコン ー


雅紀「失礼します」


返事を待たずに中へ入ると
KazとDJ
そして
Kazと全く同じ格好をしたかずがそこに居た。

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