にじいろ。
第12章 慟哭。
〜 智Side 〜
あと3日
あと3日で退院出来る。
翔くんから連絡があると
本当のことを言ったら絶対に心配するだろうと思って
最初は
『忙しくて』
とかなんとか言ってたけど
口下手な俺はとうとう誤魔化しが効かなくなって
電話は留守電にして
LINEは誰からのものも一切開かなくなった
スマホのフォトギャラリーに残る
みんなとの思い出を一日中眺める毎日。
潤くんから何度も着信が入ってる。
ああ見えてすっげぇー優しいんだよな
心配してんだろうな…ごめん。
相葉ちゃんとニノ、元気かな…
上手くやってっかな…
翔くん…
会いてぇな…。
ー コンコン ー
ドアをノックする音がした
姉ちゃんかな?
智「どうぞー」
ー ガラッ ー
智「…え?なんで?」
そこには今、まさに会いたいと思っていた
翔くんの姿があった
あと3日
あと3日で退院出来る。
翔くんから連絡があると
本当のことを言ったら絶対に心配するだろうと思って
最初は
『忙しくて』
とかなんとか言ってたけど
口下手な俺はとうとう誤魔化しが効かなくなって
電話は留守電にして
LINEは誰からのものも一切開かなくなった
スマホのフォトギャラリーに残る
みんなとの思い出を一日中眺める毎日。
潤くんから何度も着信が入ってる。
ああ見えてすっげぇー優しいんだよな
心配してんだろうな…ごめん。
相葉ちゃんとニノ、元気かな…
上手くやってっかな…
翔くん…
会いてぇな…。
ー コンコン ー
ドアをノックする音がした
姉ちゃんかな?
智「どうぞー」
ー ガラッ ー
智「…え?なんで?」
そこには今、まさに会いたいと思っていた
翔くんの姿があった