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にじいろ。

第2章 動き始めた運命の歯車。

雅紀「ホントにッッ?! ホントに、かずなの?!」

和也「ホントだってば(笑)」




もっとシュッとしたイケメンになってると思いきや
小動物並みに可愛いんですけど!!!

小っちゃいし。
色白だし。
華奢だし。
肌なんて赤ちゃんみたいにプリッとしてる。

君の辞書に『にきび・肌荒れ』って言葉はないのかい?




和也「まーくーーーーーん♡」

雅紀「かずーーーーーーー♡」





抱擁する男同士を他所目に
『イチャついてないで早くご飯食べちゃいましょ』

母ちゃんが言った


口元はニコッてしたのに
目が笑ってませんよ、母ちゃん…




母ちゃんも母ちゃんだ!
『紹介したい人がいる』
なんて、含みのある言い方すんなよ、もぉーー

かずならかずって言ってくれたらよかったのに
お陰で頭悩ませちゃったじゃんか!






夕飯は唐揚げ。

昼に食べたばっかりだけど
好物だし
何より食卓にかずが居る

嬉しくなっちゃって、調子に乗ってつい食べ過ぎちゃって




お、お腹が苦しい…




気付いたら
一歩も動けなくなってた

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