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にじいろ。

第14章 ピカイチでハレンチな青春。

〜 潤Side 〜



斗真「潤さん、ちょっと」


控室に向かう途中
斗真に呼び止められた

潤「お疲れ、斗真。
どうした?」


斗真に腕を引っ張られて
ステージ脇の死角へ引きずり込まれた




斗真「開票待ちで控室に居る時…俺、緊張しちゃって
心配かけちゃってすみませんでした」


斗真が頭を下げたまま動かない


潤「何、謝ってんだよ? 顔上げて、斗真

斗真?」



斗真がゆっくり顔を上げた

え…?泣いてる?



潤「斗真」

斗真「潤さん、ごめんなさいっ…」

潤「だから、謝ることじゃな…」


その瞬間
斗真が俺に抱きついてきた


潤「ちょ、斗真?! どうしたんだよ?」

斗真「少しだけ…このままでいさせてください…」



いつもと違う斗真に
不覚にもドキッとして
気付いたら
斗真を抱きしめ返していた



斗真「…潤さん…?」

潤「あっ、ごめん…つい、」


斗真がブンブンと首を振って
ポツリ、ポツリと話し始めた

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