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にじいろ。

第16章 君の声が聴こえる。

和也「んっ…」



身体を這う指先と
首筋に落とされる柔らかなキスに
思わず吐息が漏れた


雅紀「好きすぎてヤバイ」

和也「俺も…」



もうね
どうしようね?

ずっと見つめ合っていたいし
ずっと抱きしめ合っていたいし
ずっとキスしていたいし
ずっと繋がっていたい

好きすぎて泣けてくる
そんなことってあるんだ。




雅紀「…どうした?」


和也「なんでもないっ……好きすぎるだけ…」





チュッ

目尻にキスをするから。



和也「やっ…涙しょっぱいでしょ、」

雅紀「『甘い』に脳内変換?」

そう言ってクスッと微笑う
ホントに、この人は。



和也「続きは?」

催促すると


雅紀「喜んで」

途端に『男』の顔になる



コロコロ変わる
表情豊かなまーくんが
愛おしくて仕方ないよ。

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