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にじいろ。

第16章 君の声が聴こえる。

トクン



心臓が鳴る


いつまで経ってもこれだ。
可愛いまーくんも大好きだけど
男らしいカッコイイまーくんは
ホント、ドキドキする



和也「同じだよ?」

上目遣いで囁やけば


雅紀「それ、反則だって」

ちょっと困ったような
それでいて嬉しいような
そんな顔をするんだ


だからもう一押し






和也「抱いて…?」






まーくんが
震えるような吐息をハァッ…と吐いて。
緊張してるんだなと思うと
キュンとしちゃうよ



息が出来ないほどに俺のことを抱きしめる
その腕の力が強まると
密着する胸の鼓動が
シンクロしているのがわかった






唇と唇が重なると
それが合図になり
そのままゆっくり
シーツの海に沈められて


雅紀「かず」


俺の名前を呼ぶ声が
甘く耳に絡み付いて
溶けそうになるんだ

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