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にじいろ。

第17章 君が嘘をついた。

〜 翔Side 〜



翔「綺麗だったね」

智「そうだねぇ。翔くん好きそうだもんね?」

翔「智くんは興味なかった?プロジェクションマッピング」

智「そんなことないよ」


ふにゃっと笑う
俺は
智くんと一緒なら何をしてたって楽しいんだ


翔「何をするかより
誰と、って方が俺にとっては大事だよ」



あー、恥ずかしい。
だけどホントの気持ちだから。



智「これからいくらでも色んなとこ行けるよ、きっと」






ズキンとした。


智くんは
俺がいづれ北海道に行くことを知らない






智「翔くん?どうかした?」



翔「ううん。なんでもないよ」




笑顔で返そうとしたのに
上手く笑えなかった
隠し事をしてることに
良心の呵責を感じた



ごめん。

ごめんね…智くん。

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