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にじいろ。

第19章 性なる夜に。

不毛な行為だとわかってはいるけど



雅紀「ね、かず。」



崩壊したダムのように
俺の想いは留まるところを知らない



雅紀「かずが欲しい」

和也「さっきあげたばっかりでしょ?」

雅紀「何度でも欲しいよ」



17年前の今日、俺は生まれた

だから
17年後の今日、また一つに還ろう?



耳朶を甘噛みすると
かずが小さく吐息を漏らすから
そのまま首筋をなぞる

和也「んっ、…ぁ、」



雅紀「かず…愛してる。 愛してる…」

ギュッと手を握り合って
耳元で囁いた


和也「まーくん…愛してる…もっ、と…愛して…」

首筋を降りて胸に舌を這わせると
白く柔らかな肌に
紅の痕を残す


雅紀「俺んだから。」


胸の突起を舌で転がしては吸い上げる


和也「はぁっ、ぁ、んっ…やっ…」




雅紀「次はどうして欲しい?」

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