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にじいろ。

第20章 裏切りは蜜の味。

〜 和也Side 〜



和也「弾き語りライブ?」

斗真『やらねぇ?』

和也「俺と斗真で?」

斗真『そ。ニノと、俺で。』

和也「嘘だろぉーーーーー」



折角の冬休みだってのに
斗真からこのお誘い。


和也「いーやーだ!」

斗真『なんでだよー。やろーぜぇ?』


路上でしょ?
寒いでしょ?
それに…新宿って。

俺は…嫌なんだよ、新宿は、さ…



斗真『相葉先輩、喜ぶと思うけどなー?』


和也「…え? 今、なんて?」

斗真『だーかーらー!
相葉先輩が喜ぶって!潤も言ってたよ?』

和也「え?マジ?マジでなの?」



まーくんが喜んでくれるならと
軽いノリでOKしてしまった



雅紀「かずー?」

和也「あっ、ごめん!まーくんに呼ばれたから。じゃーまたな、斗真!」


話八分で
斗真との電話を切った


雅紀「電話?」

和也「あー、うん。斗真。」

雅紀「なんだって?」

和也「なんか、弾き語りライブやらないかって。」



もしも時間を戻すことが出来るなら
絶対にOKなんてしなかったのに

まさかあんなことになるなんて
この時の俺には知る由もなかった。

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