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にじいろ。

第20章 裏切りは蜜の味。

羽田はもうすぐそこ、というところで


雅紀「かず!!」


後方からまーくんの声が聞こえたかと思うと
一台のバンが目の前で止まった。


翔くんちの車…?



後部座席のスライドドアが勢い良く開いて
まーくんが飛び降りてきた


雅紀「かず…!無事でよかった…」




ギュッと俺を抱きしめる腕が
僅かに震えていて。


和也「心配かけて…ごめん…」


翔「ニノ!」

潤「大丈夫か?! ニノ!」

智「無事でホントよかったぁ…」


翔くん…

潤くん…

智くん…


和也「みんな…ごめん、ごめんね…
ありがとう…」



翔「話は智くん家で聞くから
取り敢えず乗って」





俺が電話する前
まーくんたちは新宿に居た

二時間後に羽田、と聞かされて
一度家に戻り
支度をして翔くん家の運転手さんに頼んで
羽田まで迎えに来てくれたとのことだった



和也「斗真は…?」

潤「顔が割れてるから、翔くんたちが新宿に来た時に帰させたんだよ」


そうだったんだ…
斗真にも悪いことしたな…

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