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和也「悪かったな、斗真」

斗真「いや、俺はいいけどさ…
お前、ホントに大丈夫なわけ？」

和也「大丈夫だって。
それに
まーくんも潤くんも
みんなもいるしさ」


斗真「そっか…
じゃあ、行くか！」



ボツになりかけてた弾き語りライブを
俺達は決行することにした

まーくんと潤くんはもちろん
翔くんも智くんも
ヒナと風間も見に来てくれることになった



和也「曲、俺が決めちゃってよかったの？」

斗真「あぁ。全然いいよ。
つーかさ、
お前、ギブソンどーしたんだよ？」

和也「あー、あれね。」



ヒロムに抱かれた報酬で買ったギブソンのアコギは手放した
その代わり
藤島がくれた祝儀で違うギターを買った



斗真「もったいねぇなぁ。」

和也「いいんだよ。俺はこっちがいいの！」

斗真「要らないなら俺にくれりゃーいいのに」

和也「斗真にはやんないよ(笑)」

斗真「んだよ！ケチ！」





今夜歌うよ
藤島さん

きっと俺の歌声が
あんたにも聞こえると思うから




斗真「すっげー、星。
新宿でもこんなに綺麗に星が見える日があるなんてな」


和也「ほんとだね…」



目を閉じて
夜の新宿の冷たい空気をスーッと吸い込んだ。