にじいろ。
第23章 にじいろ花火。
またお祝いしなきゃね、って翔くんが言ってくれて
凄く嬉しくて
一日の仕事にも力が入った。
所長「大野。今度スタジオ使わせてやるから写真撮ってみないか?」
後ろで仕事ぶりを見ていた所長が
声をかけてくれた。
智「本当ですか?!」
所長「あぁ。
表彰式のあとはどうだ?その日はロケで皆出払ってるから好きに使っていいぞ。
責任者として俺が同席するが、いいな?」
智「はい!宜しくお願いします!
それで、あのぅ…
モデルを、ここに呼んでもいいですか?」
所長「女性モデルか?」
智「いえ、男性なんですけど…」
所長「いいだろう。
ヘアメイクは用意できないが衣装や小物はあるものを使ってくれて構わないから」
いつか
いつか撮りたいと思っていた。
きちんとした形で
作品として
翔くんを撮りたかった。
それからはもう
表彰式のことより
どんな風に翔くんを切り取ろうかと
イメージばかりを膨らませていて、
先輩「大野!何ニヤニヤしてんだ!」
先輩カメラマンに怒られて。
智「スミマセン!」
平謝りしてもやっぱり頭の中は翔くんでいっぱいだった。
凄く嬉しくて
一日の仕事にも力が入った。
所長「大野。今度スタジオ使わせてやるから写真撮ってみないか?」
後ろで仕事ぶりを見ていた所長が
声をかけてくれた。
智「本当ですか?!」
所長「あぁ。
表彰式のあとはどうだ?その日はロケで皆出払ってるから好きに使っていいぞ。
責任者として俺が同席するが、いいな?」
智「はい!宜しくお願いします!
それで、あのぅ…
モデルを、ここに呼んでもいいですか?」
所長「女性モデルか?」
智「いえ、男性なんですけど…」
所長「いいだろう。
ヘアメイクは用意できないが衣装や小物はあるものを使ってくれて構わないから」
いつか
いつか撮りたいと思っていた。
きちんとした形で
作品として
翔くんを撮りたかった。
それからはもう
表彰式のことより
どんな風に翔くんを切り取ろうかと
イメージばかりを膨らませていて、
先輩「大野!何ニヤニヤしてんだ!」
先輩カメラマンに怒られて。
智「スミマセン!」
平謝りしてもやっぱり頭の中は翔くんでいっぱいだった。