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三人「「「放送室ジャック?!」」」





斗真「センター試験前日の14日の昼放送で
三年生に向けてエールっぽい曲をかけてくれってさ」


和也「となると、やっぱりアレかな？」

雅紀「アレ？」




和也・斗真「「サクラ咲ケ」」




潤「その曲、俺ら聞いたことある？」

斗真「それがさ
まだ曲が付いてないんだよね」




風間が歌詞を起こして
俺に曲つけてくれって持ってきたのが12月の頭だったか。


風間『受験生に向けた応援ソングを作りたいんだけどさ
俺、作曲苦手だから
頼むよ、ニノ』


その場には斗真も居て
渡された一枚のレポート用紙に書かれた歌詞を
一緒に覗き込んだ。

タイトルは
『サクラ咲ケ』。

ベタな曲名だなって突っ込んだけど
歌詞の中には風間の想いが溢れていた。
詳しいことは聞かなかったから
誰へのエールなのかはわからないけどね。



潤「これから曲つけて、練習して、レコーディングしてって
14日に間に合うか？」

雅紀「あと一週間しかないじゃん！」


斗真にどーする？って目で訴えると

斗真「ニノ次第だな」








俺かぁーい！