
にじいろ。
第25章 赤と青のフォトブック。
よくわからない展開に戸惑いながら
もう一つ、俺にはやることがあったと
深く深呼吸をして部屋のドアを開け
リビングへ続く階段を降りた。
キッチンでは母さんがパーティーの準備をしていて
妹の舞がそれを手伝ってる。
歳の離れた弟の修は
リビングのテーブルの上で絵を描いていた。
翔「修。何描いてるの?」
修「だめぇっ!しょおくん、みちゃだめっ!」
小さな身体で必死に隠してるけど
見えてるよ?
それ、俺の似顔絵だよね。
翔「なんだよぉ、見せてくれないの? 残念だなぁ」
ちょっと寂しそうな顔をしてチラッと修を見ると
修「しょおくんにぷれぜんとするんだもん!だからまだだめなのー!」
翔「わかったよ。じゃあ、描き終わったら見せてくれる?」
修「うんっ!」
パァッと笑顔の花が咲いた修の頭を撫でて
俺はキッチンに立つ母さんの背中に話しかけた。
翔「夕飯のあとでいいんだけど…
父さんと母さんに、話があるからさ」
母「あら。改まって、どうしたの?」
翔「大事な話なんだ」
母「わかったわ。お父さんにも伝えておくわね」
翔「ありがとう。じゃあ俺、一旦部屋に戻ってるから」
わざわざ伝えることに
意味があるのかと聞かれたら
正直それはわからないけど
今、それを両親に伝えることが正解なのか
それすらわからないけど
いつかは話さなきゃならない時が来るなら
気持ちが固まった、今
自分の言葉できちんと伝えるべきなんだろうと思った。
もう一つ、俺にはやることがあったと
深く深呼吸をして部屋のドアを開け
リビングへ続く階段を降りた。
キッチンでは母さんがパーティーの準備をしていて
妹の舞がそれを手伝ってる。
歳の離れた弟の修は
リビングのテーブルの上で絵を描いていた。
翔「修。何描いてるの?」
修「だめぇっ!しょおくん、みちゃだめっ!」
小さな身体で必死に隠してるけど
見えてるよ?
それ、俺の似顔絵だよね。
翔「なんだよぉ、見せてくれないの? 残念だなぁ」
ちょっと寂しそうな顔をしてチラッと修を見ると
修「しょおくんにぷれぜんとするんだもん!だからまだだめなのー!」
翔「わかったよ。じゃあ、描き終わったら見せてくれる?」
修「うんっ!」
パァッと笑顔の花が咲いた修の頭を撫でて
俺はキッチンに立つ母さんの背中に話しかけた。
翔「夕飯のあとでいいんだけど…
父さんと母さんに、話があるからさ」
母「あら。改まって、どうしたの?」
翔「大事な話なんだ」
母「わかったわ。お父さんにも伝えておくわね」
翔「ありがとう。じゃあ俺、一旦部屋に戻ってるから」
わざわざ伝えることに
意味があるのかと聞かれたら
正直それはわからないけど
今、それを両親に伝えることが正解なのか
それすらわからないけど
いつかは話さなきゃならない時が来るなら
気持ちが固まった、今
自分の言葉できちんと伝えるべきなんだろうと思った。
