テキストサイズ

にじいろ。

第27章 背徳の瞳。

天宮 燿 (アマミヤ ヒカル)

平成12年6月10日生  男

AB型



雅紀「アマミヤ、ヒカル…」

ヒカルも、『宮』が付くんだ。
誕生日は一週間違い、か…

AB型。俺と一緒だ。





そこまで読んで、俺は個人調査書をパタンと閉じた。


小園「もういいのかい?」

雅紀「ええ。
あとは、ヒカル本人に聞きます。」

小園「いや、それは…」

雅紀「無理矢理根掘り葉掘り聞いたりはしないから安心してください。
『ヒカルのことを知りたい』って伝えて
それでヒカルが何を教えてくれるかはわからないけど
僕に伝えたいと思ったことだけを教えてくれればそれでいいので…」

小園さんは、『わかった』と言ってくれた。
信用、してもらえてるのかな。


雅紀「あっ、でも…NGなことだけ教えておいてもらえますか?」

小園「例えば?」

雅紀「これを言っちゃダメ、とか
聞いちゃダメ、とか
これはしちゃダメ、とか
させちゃダメ、とか」


小園さんは少し考えたあと
『NG項目はあることはあるけど
雅紀くんなら、大丈夫じゃないかな』
と言ってくれた。


小園「ヒカル!」

手招きしてヒカルを呼ぶと
待ってましたとばかりに駆け寄ってきた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ