にじいろ。
第27章 背徳の瞳。
なんで
なんでヒカルがかずの名前を知ってるの?
ホントに
俺の心を読んだの…?
ヒカルの言うことがホントなら
なんでウリなんかやったんだよ
なんで俺を裏切ったんだよ
なんで戻ってこないんだよ…
ねぇ、かず
なんでだよ…
ギュッと拳を握った。
“まさき”
ヒカルが心配そうに俺の顔を覗き込む。
“まさきはあの人のことが好きなの?”
雅紀「…好きだよ。
子供の頃からずっと好きだった…」
“きっと大丈夫”
雅紀「どうしてそんなこと言えるの…?」
“二人は同じ気持ちだから”
“必ずまた繋がる”
“ぼく、フラれちゃったね”
ヒカルが眉を下げて笑った。
雅紀「ヒカルのことも大好きだよ?」
“知ってる”
ヒカルは一歩俺に近づいて
ほっぺにチュッとキスをした。
その日
ヒカルは別々で寝ると言った
俺は
『一緒に寝たい』
とわがままを言った
ヒカルは俺の頭を撫でて
“仕方ないから一緒に寝てあげる”
と言って笑った
俺よりもふた周り小さな身体に腕枕をして
寄り添って眠った。
なんでヒカルがかずの名前を知ってるの?
ホントに
俺の心を読んだの…?
ヒカルの言うことがホントなら
なんでウリなんかやったんだよ
なんで俺を裏切ったんだよ
なんで戻ってこないんだよ…
ねぇ、かず
なんでだよ…
ギュッと拳を握った。
“まさき”
ヒカルが心配そうに俺の顔を覗き込む。
“まさきはあの人のことが好きなの?”
雅紀「…好きだよ。
子供の頃からずっと好きだった…」
“きっと大丈夫”
雅紀「どうしてそんなこと言えるの…?」
“二人は同じ気持ちだから”
“必ずまた繋がる”
“ぼく、フラれちゃったね”
ヒカルが眉を下げて笑った。
雅紀「ヒカルのことも大好きだよ?」
“知ってる”
ヒカルは一歩俺に近づいて
ほっぺにチュッとキスをした。
その日
ヒカルは別々で寝ると言った
俺は
『一緒に寝たい』
とわがままを言った
ヒカルは俺の頭を撫でて
“仕方ないから一緒に寝てあげる”
と言って笑った
俺よりもふた周り小さな身体に腕枕をして
寄り添って眠った。