にじいろ。
第29章 決意の朝に。
和也「最後に服、取りに来た時
ヒカル、だっけ…?
その子とまーくんがそーゆー関係なんだって思い込んで
『まーくんを愛してる』って言葉も
あの子の言葉だって思っちゃって、それで…」
和也「俺、今、Lily… 榊と一緒に住んでるんだ」
雅紀「え…?」
和也「榊 ケンジ。
それがアイツの名前。」
雅紀「ケンジ… 男…?」
和也「あの日
もうまーくんはあの子のものなんだって
やっぱり自暴自棄になって
ケンジのとこ帰って、それで…」
かずが、ギュッと唇を噛んだ。
和也「ケンジが俺のこと好きだって言ってくれてた
その気持ち、利用して
俺…
ケンジのこと、抱いた…
だから
ウリはやってないけど
まーくんのこと裏切ったに違いないから
ケンジはまーくんとこ帰れって言ってくれたけど
もう
俺、まーくんとは…」
俯いたかずの目から
幾つもの涙が零れ落ちて。
ショックじゃないのかと聞かれたら
ショックに決まってる。
でも
かずをそこまで追い込んだのは
紛れもなく、俺で。
あの時俺がちゃんと
ヒカルのこと説明してやれてたら
きっとこんなことにはならなかった。
ヒカル、だっけ…?
その子とまーくんがそーゆー関係なんだって思い込んで
『まーくんを愛してる』って言葉も
あの子の言葉だって思っちゃって、それで…」
和也「俺、今、Lily… 榊と一緒に住んでるんだ」
雅紀「え…?」
和也「榊 ケンジ。
それがアイツの名前。」
雅紀「ケンジ… 男…?」
和也「あの日
もうまーくんはあの子のものなんだって
やっぱり自暴自棄になって
ケンジのとこ帰って、それで…」
かずが、ギュッと唇を噛んだ。
和也「ケンジが俺のこと好きだって言ってくれてた
その気持ち、利用して
俺…
ケンジのこと、抱いた…
だから
ウリはやってないけど
まーくんのこと裏切ったに違いないから
ケンジはまーくんとこ帰れって言ってくれたけど
もう
俺、まーくんとは…」
俯いたかずの目から
幾つもの涙が零れ落ちて。
ショックじゃないのかと聞かれたら
ショックに決まってる。
でも
かずをそこまで追い込んだのは
紛れもなく、俺で。
あの時俺がちゃんと
ヒカルのこと説明してやれてたら
きっとこんなことにはならなかった。