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にじいろ。

第3章 魂の片割れ。

〜 和也Side 〜



まーくんの爪の形と
俺の爪の形が酷似してる事に気付いて
一瞬頭が真っ白になった


前に興味があって買った
精神世界の本
そこに書いてあったんだよ
『魂の片割れ』は境遇が似ていて
全く正反対のモノを持ち合わせてて
磁石のようにそれに惹かれ合う

片割れの印に
爪の形が似ている事が挙げられる、って



【人生は、魂の片割れを探す旅である】



まだ16年しか生きてないのにさ
見つけちゃったのかな、俺の片割れ

まーくんだったなんて
嬉しすぎるでしょ?




物心ついた時から
毎日一緒に居るのが
当たり前のように過ごしてたんだ
だから
小1でまーくんと引き離された時は
毎晩声を殺して泣いた


会いたくて
ただ、会いたくて…

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