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にじいろ。

第3章 魂の片割れ。

ほんの短いキスだったけど
本当に本当に嬉しくて
幸せで

だけど恥ずかしくて


和也「証明されちゃった♡」

なんて、おどけて見せた



まーくんは真っ紅に頬を染めて
ブハッと笑って

雅紀「俺のファーストキスが台無し」

と言って笑った




ファーストキスだったの?!

いや、そこは敢えて聞かないけど
良かったのかな、初めてが俺なんかで…





雅紀「おいで、かず」

ベッドにゴロンと横たわって
まーくんが左腕を伸ばした

その腕の中へ包まれるように
俺も横たわった



腕枕されたまま、ギュッと抱きしめ合って
箍が外れたかのように

何度も何度も名前を呼び合って
何度も何度もキスをした。

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