テキストサイズ

にじいろ。

第3章 魂の片割れ。

唇が触れ合うだけの優しいキスは
まるでじゃれ合うみたいに
チュッと短いものだったり
吐息が漏れるほどの
長いキスだったり

だけど
そこからディープキスになることはなかった


俺がリードしようかとも思ったんだけど
でも…


まーくんと再会するまでの間に
俺が犯した罪
背負った十字架が
脳裏を掠めて。





まーくんのキスで
俺、浄化出来たかな

そんなわけ無いよね
そんな都合よくはいかないよね
そんな事で
過去を消せるわけなんてないんだ




俺…

まーくんを汚してる…




俺の深い闇
それを知っても
貴方は俺を

好きだと言ってくれますか…?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ