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にじいろ。

第4章 秘密。

〜 翔Side 〜



タクシーに乗っている間
俺はずっと、雅紀の手を握っていた

智くんは
雅紀の背中を擦ってくれていて…



30分程で新宿の山風庵に程近い公園に着いた

タクシーを待たせて
敷地内の公衆トイレへと向かう

鍵のかかった個室
ここか…?



智「相葉ちゃん」



智くんに施されて
雅紀がドアをノックする



ー コンコン ー

雅紀「かず…?」




ー ガチャッ ー



和也「…!まーくん…!!」

雅紀「かず…!かず…怪我は?!」


首を横に振った
顔や手足にも外傷はないみたいだ


翔「無事で良かった…」

智「もう大丈夫だよ
…帰ろう?」



俺達は再びタクシーに乗った

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