テキストサイズ

にじいろ。

第4章 秘密。

雅紀「…そんな事で俺がお前のこと軽蔑するとでも思ってんの…?」

和也「……」



雅紀「…そんなことで!!俺がっ……お前のこと嫌いになるとでも思ってんのかよ…!!!

なんで!!
なんで話してくれなかったんだよ!
なんで一人でソイツんとこ行ってんだよ!

俺、そんなに頼りねーの?!
そんなに信用出来ねぇーの?!」



ハァ…ハァ……

こんな事…
こんな事言いたいんじゃないのに…



翔「雅紀…」



翔ちゃんが背中をさすってくれて

大ちゃんがかずの肩を抱きしめてた



雅紀「ごめん……俺…
ごめんな、かず…
怒鳴って悪かった…
一番辛いのは…かずなのに……」

和也「謝らないで……」



かずの頬に手を伸ばした



雅紀「…怖い?」

和也「怖くなんか…ないよ……あったかい…」



これでもかってくらい、ギュッとかずを抱きしめた





雅紀「もう…どこにも行くな……」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ