涙色*遠恋
第1章 『奇跡的な出逢い』
『……で…… 何日でしょう?』
『……2日!…… そのイケメンくんに密着してよ♪』
『……ええッ…… 2日もですか? 私こんな格好だし、何も支度出来てないですよー? 』
『大丈夫♪大丈夫♪今からお前ん家、 送ってやるから、 15分で支度しろ! また駅まで送ってやるから♪』
『……チーフ…… なんだか楽しそうですね~』
……ほんと…… チーフはこんな時、人事だ。 まあこんな事も、 慣れてる自分が居る……
『……あ…… じゃあ親に電話!』
それならもうしたから♪大丈夫♪』
『……はい?…… またですか? チーフ! 準備万端って訳 ですねー。』
『……ハハ…… ホラ! 急ぐぞ!』
『……ハイハイ……解りました。』
私はもう半分 諦めていた……