涙色*遠恋
第1章 『奇跡的な出逢い』
---結奈Side---
私がこの雑誌編集の仕事を始めて、 2年が経つ---
チーフの突然の指令も2年も経つと、 さすがに慣れて来て居た。 それに元々 好きな仕事だしやりがいもあるから♪♪ 突然の指令も私は、苦じゃ無かった。
入社仕立ての頃、 雑誌の仕事に付けて貰えず、 雑用ばかりの日々の事を思えば……
……私は…… 今最高に幸せだ!
---ただ--- せめて1日前に、 言ってくれたらとは思うけど……
それでも指名が入るのは、 私の仕事がその人に認められたと言う、事なのだか 事なのだから。
……私は…… やっぱり幸せを、 感じて居た……
車の中でチーフと、軽く雑談してたら、やがて我が 家に着いて居た。
『有り難とう ございました!』
『……ああ…… 待ってるから、 早く支度しろ!』
『……はい……』
家に入ると母がリビングに居た。
『---結奈---あんた、大阪ですって?』
『---うん---ごめん! 話してる暇無いの。チーフ来てるの!』
『……あら…… じゃ挨拶して来る♪あ、結奈! そのボストンバックに、だいたい用意しといたから ♪ 足りないのだけ持って来なさい。』
『……わあお♪……ほんとに? 有り難とう♪ お母さん♪』
---助かる---これで10分は違う! ---さすが---母上様♪
急な指令多いから、お母さんももう慣れたのね。笑 。私は急いで 部屋に入って、 支度を始めた。