涙色*遠恋
第2章 『彼の居る場所』
……涼Side……
……結奈と……
1時間程話してた頃携帯越しから、
かすかな吐息が聞こえて来た。
……え?……
……結奈?……寝てる?……
……やべえ……寝ちゃったか!
どうしよー?
……結奈……
やっぱ疲れてたな!~
Lineにするべきだったな~
……へへ……
……可愛いい寝息……
……なんか……
……切りたくねえな……
……俺は……
暫く結奈の寝息に付き合う事にした♪
……だって……
めちゃ可愛いーんだよ…
……なんか……
切るに切れねえ。笑
……結奈の……
寝息を聞いて俺も少し、
ウトウトして来て居たz z……
1時間程したらなんか結奈……
起きたみたい♪笑っ
……ん~♪……
……え?……
キャッ!ええっ?
あたし寝ちゃったの~?
……ハッ!……
……涼!……
マジでやっちゃったあ!
『……もしもし……涼?……』
『……もしもし……結奈。おはよ。笑っ』
『……涼!?……
起きてたのー?』
『……うん……
なんか切るに切れなく、
なっちゃって。笑っ』
『……キャー!……涼!ほんと!
ごめんなさい!』
『……結奈の……
可愛いい寝息……
聞けたから満足♪』
『……涼……
ほんとごめんね~
もう寝てね~』
……ああ!……
あたしったら!
なんて事!~~
『……涼……
ほんとにごめんなさい~』
『……結奈……
全然大丈夫だよ♪』
『……全然……良く無いわよ~
涼と初めての電話で寝るなんて、
あたしったらなんて事を~』
『……結奈……
マジで気にしないで~♪
結奈も疲れてるからもう寝よっか?』
『……そうね……
涼もゆっくり寝てね?』
『……うん……有り難う♪
じゃあ結奈?……
いつでも電話して来ても、
いいからね♪』
『……涼……有り難う♪
おやすみなさい。』
『……あっ!……結奈……』
『……なあに……涼?……』
『……結奈……
……愛してるよ……』
『……涼……
……私も愛してる……』
『……おやすみ……結奈…』
『……涼……
おやすみなさい。』
……涼の……
……愛してる……
の、言葉が私の、
胸の中でいつまでも響いて居た……