
涙色*遠恋
第4章 『離したく無い』
……俺は……
海をバックに何枚か結奈の、
写真を撮った。
……カシャッカシャッ……
『……結奈……
めっちゃ綺麗だよ♪』
『……涼……
恥ずかしいわ。
今度は涼撮ってあげる♪』
『……うん♪……
結奈有難う♪』
俺も何枚か撮って貰った♪
『……サンキュー♪……
結奈♪
てかせっかくだから二人で、
撮りたいなあ……
誰か通らないかな~』
今日はそのくらい人がめっちゃ、
少なかったんだ。
暫くしたら年配のおばさんが、
海辺を通ったから親は、
その人に頼む事にした。
『……すみません!……
あの忙しい所すみませんが、
二人の写真撮って貰えますか?』
『……はい。いいですよ……』
『……有難うございます!……
あの、シャッター押すだけなんで。』
『解りました。
じゃあ並んで下さい♪
海をバックがいいわね?』
『……はい……
お願いします♪
結奈良かったな♪』
『……ええ♪……
有難うございます。』
俺は結奈と並んで海をバックに、
写真を撮った。
勿論俺は結奈の肩を抱いて♪
『素敵な恋人同士ですこと♪
2.3枚撮りますね♪』
『……え?……
そんな、お時間大丈夫ですか?』
『……はい。……
大丈夫ですよ。じゃあ、
撮りますね。』
『……有難うございます!……』
……俺は……
正直3枚ぐらいは結奈と、
写真を撮りたかったから、
助かった♪
……だけど……
この時撮った写真が後のち、
俺と結奈の人生を左右する、
事に発展するなんて、
この時は俺達は思っても、
居なかったんだ……
