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片思い

第2章 中学生

先輩たちも卒業し、新しい学年が始まる。


ぽっかりと空いた心。


高校生になった先輩たちに会うこともなく毎日が過ぎていく。


夏が過ぎ秋が訪れる頃、クラスの男子から
「ちょっといい?」
と呼び出された。


「何?」


「後輩が付き合ってほしいって言ってるんだけど、考えてみて。」


「わかった。」


また返事すると答えて教室に戻る。

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