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片思い

第2章 中学生

女子の先輩方からは睨まれるわ、気になる先輩は他の人と楽しそうにおしゃべりしてるわ・・・やっぱ来るんじゃなかった。


『俺に感謝しろよ』
とコロンの香りの先輩が言う。

『サンキュー。』
と隣に座る先輩が答える。

そういうことか・・・。



楽しくない・・・けど空気を読んでニコニコしてる自分が嫌いになる。


当たり障りのない会話をつづける。


『今日は来てくれてありがとう。また連絡するから。』


隣の人が言う。


「結構です」なんて言えねぇ・・・



『卒業しても頑張ってください。』



なんとか言葉にし、店を後にした。

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