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素晴らしき世界

第2章 俺の大切な人

大「俺は、ニノが好き」
櫻「俺はニノの事が好きです」
相「ニノ、大好き」
松「ニノ、好きだ」

突然始まった告白タイム。

俺はみんなの事どう思ってる?

ひとりを選ぶなんて出来ない。

だって、みんな大切だから。

「俺、みんなの事好きだよ。
それが、みんなの言う『好き』とは
違うかもしれない。
けど、誰かひとりを選ぶなんて
俺には出来ないよ」

俺の一世一代の告白を聞いた
4人は一斉に笑い出した。

「何で、笑うんだよ!」

櫻「だって、俺たちが思った答えを
まんま言うから」

松「ニノってそういうヤツだもん」

相「じゃぁ、みんなのニノってことで」

大「一件落着だね」

何が一件落着なのか分からないけど
みんなが笑っているからいっか。

相「ねぇねぇ、せっかくだから
みんなで飲みに行かない?」

櫻「いいねぇ、でもみんなで行ったら
騒がれない?遅いし、予約難しいよ」

松「じゃぁ、俺んちでいいよ」

大「賛成」

櫻「ニノって明日、休みだよね?」

「うん、よく知ってるね?」

櫻「そりゃ、
好きな人のスケジュールは
完璧に把握してるよ」

すると、翔くんは3人を集めて
ヒソヒソ話を始めたと思ったら
じゃんけんをし始めた。

「何してるの?」

松「ニノを抱く順番決めてる」

「えっ?」

櫻「明日、休みでしょ?」

相「ちょっと無茶しても大丈夫だから」

大「寝かせないよ」

みんなが俺を見てニヤリと笑う。

心の中で俺は呟いた。

今日、強い酒を飲もう……

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