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素晴らしき世界

第2章 俺の大切な人

リーダーと相葉さんは
スキンシップですることはあるけど
翔くんとJではあまりない。

「ちょっと2人共、何で?」

櫻「だって、リーダーと相葉ちゃんが
ニノの事抱きしめたのに、
俺たちが抱きしめられないなんて
不公平でしょ?」

松「俺たちもずっと
我慢してきたんだから」

不公平?我慢?
みんな本当に何を言ってるの?

翔「俺たちはみんなね、
ニノの事が好きなの」

また好きだって……

「俺だって好きだよ」

松「ニノの好きと、俺たちの好きは
きっと違うよ」

「好きに種類なんてないでしょ」

相「俺たちは恋愛感情として
ニノの事が好きなの」

「えっ?」

大「ニノ、全然気づかないんだもん」

気づく訳ないよ、
そんな風に『好き』だなんて
考えたこともない。

櫻「きっとニノなら
今みたいに戸惑うだろうって
思ってそれぞれの内に秘めてたんだ」

松「リーダーが抜け駆けするから
こういう事になるんだろ」

大「もう我慢できなかったんだもん」

相「その気持ち、わからなくもない」

大「でしょ?」

櫻「2人共、黙って」

大相「はい……」

松「こうなった以上、素直にみんな
伝えるしかないんじゃない?」

Jの一言で翔くんと共に
抱きしめていた俺から離れ
俺の前に4人が立った。

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