素晴らしき世界
第22章 好きの向こう側
「んあっ、ちょっ……ダメっ」
「嘘つかないの。
和の中は締め付けて俺を離さないよ?」
潤が腰を動かす度に、
鍛えられた白い身体から
ポタポタと汗が俺の身体に落ちる。
「そんなの…っ、
ああっ、わかん…ない」
必死に答える俺に潤は
容赦なく前立腺に刺激を与えるように
腰を打ち付けてくる。
「あっ、もう……」
快感の波が最高潮に達しようとした瞬間、
潤の動きはピタッと止まった。
「なっ、何……で?」
「イきたい?」
かばっと俺に覆い被さって聞いてくる。
俺は息を整えながら首を縦に振る。
「じゃあ、俺の質問に答えて?」
ニコッと笑いながら首を傾げる。
「可愛くない……んあっ」
「何か……言った?」
最奥に潤のモノが入って出た。
俺は首を何回も横に振った。
「気のせいかな?
じゃあ、俺の質問に答えてね?」
聞かれる質問はわかっている。
「俺のこと……許してくれた?」
俺の答えはいつも同じ。
潤も、わかっているよね?
俺は潤の首に手を回し、
顔を引き寄せる。
「許してないから」
低い声で潤に伝える。
そして、宣言するんだ……
「これからも許さない」
最後に俺の願いを伝える。
「だから……ずっと傍にいて」
潤の答えもいつも同じ。
「和が望むなら、傍にいる」
素直になれない俺もあの日のまま……
「勝手にしろっ。
あっ、いきなり…っ、んっ」
止まっていた腰の動きが再開される。
「はーい、勝手に和を
気持ちよく……させますねっ」
「ダメっ、もう……イくっ!」
一瞬で快感の波は勢いを取り戻し、
熱を外に吐き出した。
「俺も……イくっ!」
そして潤も俺の中に熱を吐き出した。
朝、痛い腰を擦りながら
キッチンへと向かい
蛇口を捻りコップに水を入れる。
それを持って窓際へと歩くと、
そこには小さなテーブルがあり、
植木鉢がひとつ飾られている。
花は咲いてないけど緑の葉っぱが
植木鉢に敷き詰められている。
そこに優しく水を注いだ。
「来年も花が咲くかな?」
いつの間にか隣にいた潤が
俺の肩を引き寄せる。
「うん、きっと咲く」
俺の想いが続く限り……
ネモフィラ
花言葉は……
あなたを許す
【end】
「嘘つかないの。
和の中は締め付けて俺を離さないよ?」
潤が腰を動かす度に、
鍛えられた白い身体から
ポタポタと汗が俺の身体に落ちる。
「そんなの…っ、
ああっ、わかん…ない」
必死に答える俺に潤は
容赦なく前立腺に刺激を与えるように
腰を打ち付けてくる。
「あっ、もう……」
快感の波が最高潮に達しようとした瞬間、
潤の動きはピタッと止まった。
「なっ、何……で?」
「イきたい?」
かばっと俺に覆い被さって聞いてくる。
俺は息を整えながら首を縦に振る。
「じゃあ、俺の質問に答えて?」
ニコッと笑いながら首を傾げる。
「可愛くない……んあっ」
「何か……言った?」
最奥に潤のモノが入って出た。
俺は首を何回も横に振った。
「気のせいかな?
じゃあ、俺の質問に答えてね?」
聞かれる質問はわかっている。
「俺のこと……許してくれた?」
俺の答えはいつも同じ。
潤も、わかっているよね?
俺は潤の首に手を回し、
顔を引き寄せる。
「許してないから」
低い声で潤に伝える。
そして、宣言するんだ……
「これからも許さない」
最後に俺の願いを伝える。
「だから……ずっと傍にいて」
潤の答えもいつも同じ。
「和が望むなら、傍にいる」
素直になれない俺もあの日のまま……
「勝手にしろっ。
あっ、いきなり…っ、んっ」
止まっていた腰の動きが再開される。
「はーい、勝手に和を
気持ちよく……させますねっ」
「ダメっ、もう……イくっ!」
一瞬で快感の波は勢いを取り戻し、
熱を外に吐き出した。
「俺も……イくっ!」
そして潤も俺の中に熱を吐き出した。
朝、痛い腰を擦りながら
キッチンへと向かい
蛇口を捻りコップに水を入れる。
それを持って窓際へと歩くと、
そこには小さなテーブルがあり、
植木鉢がひとつ飾られている。
花は咲いてないけど緑の葉っぱが
植木鉢に敷き詰められている。
そこに優しく水を注いだ。
「来年も花が咲くかな?」
いつの間にか隣にいた潤が
俺の肩を引き寄せる。
「うん、きっと咲く」
俺の想いが続く限り……
ネモフィラ
花言葉は……
あなたを許す
【end】