素晴らしき世界
第9章 家族ゲーム Ⅱ
「ただいまー」
中腰が辛いので座って靴を脱いでいると、
足音がもの凄い速さで近づいてきた。
潤「お帰り、智」
立ち上がった俺に抱きついてきた。
「ただいま、潤。
今日はまだ帰ってないの?」
潤「今日はお店に泊まるって」
妻は小さなネイルサロンを経営していて
デザインを考えたいときは
今日みたいに店に泊まるときがある。
「そっか……
じゃあ、今日は久しぶりに2人だな」
潤「うん」
満面の笑みを俺に向ける。
俺には眩しすぎる笑顔……
純粋に俺の事を好きでいる潤を
騙しているんだ、利用しているんだって
実感してしまう。
「飯食った?食べてなかったら、
どっか食いに行く?」
潤「食べてないよ。
でも、簡単なもの作っておいた。
だから、一緒に食べよ」
「わざわざ作らなくていいのに……」
潤「だって……
その方が長く近くにいれるから……」
耳が少し赤くなった。
潤はストレートに
自分の思いを言葉にする。
それは、俺が翔に言いたい言葉……
そして、翔に言ってほしい言葉……
だから、俺は潤の言葉に全力で答える。
「長くって……そんなにしたいの?潤」
ニヤリと笑って見せると
潤「ちっ、違うよ!もう、早く行くよ!」
俺の手を引いて歩き出した。
部屋の前で潤は立ち止まった。
ここは妻との寝室。
潤「じゃあ、俺準備してくるね」
手を離し、リビングに向かおうとする
潤の腕を掴んだ。
「入れよ」
潤「嫌だよ……」
「どうして?」
潤「だって、ここで智と……」
必死に涙を堪えている潤。
俺はドアを開け、
部屋に引っ張り込み、
ベッドに投げ飛ばした。
戸惑う潤に覆いかぶさり
「ここでお前を抱く」
潤「嫌だよっ!やめて…っ」
潤の言葉を無視して
俺は首筋に舌を這わせる。
潤「んあっ…」
「嫌だと言いながら、身体は正直だな」
ズボンの上から潤のモノを撫でる。
潤「あっ…、さと…っし、
どうして…?」
俺は手を止め、潤を見つめる。
「アイツとの情事なんて、
お前を抱いて何度でも上書きしてやる。
俺はお前だけを愛してる」
また、俺は平然と嘘をつく。
潤「智…」
俺の首に腕を回し、
潤「抱いて……めちゃくちゃにして!」
ゴメン、潤……
でも、
今だけはお前を愛するから……
中腰が辛いので座って靴を脱いでいると、
足音がもの凄い速さで近づいてきた。
潤「お帰り、智」
立ち上がった俺に抱きついてきた。
「ただいま、潤。
今日はまだ帰ってないの?」
潤「今日はお店に泊まるって」
妻は小さなネイルサロンを経営していて
デザインを考えたいときは
今日みたいに店に泊まるときがある。
「そっか……
じゃあ、今日は久しぶりに2人だな」
潤「うん」
満面の笑みを俺に向ける。
俺には眩しすぎる笑顔……
純粋に俺の事を好きでいる潤を
騙しているんだ、利用しているんだって
実感してしまう。
「飯食った?食べてなかったら、
どっか食いに行く?」
潤「食べてないよ。
でも、簡単なもの作っておいた。
だから、一緒に食べよ」
「わざわざ作らなくていいのに……」
潤「だって……
その方が長く近くにいれるから……」
耳が少し赤くなった。
潤はストレートに
自分の思いを言葉にする。
それは、俺が翔に言いたい言葉……
そして、翔に言ってほしい言葉……
だから、俺は潤の言葉に全力で答える。
「長くって……そんなにしたいの?潤」
ニヤリと笑って見せると
潤「ちっ、違うよ!もう、早く行くよ!」
俺の手を引いて歩き出した。
部屋の前で潤は立ち止まった。
ここは妻との寝室。
潤「じゃあ、俺準備してくるね」
手を離し、リビングに向かおうとする
潤の腕を掴んだ。
「入れよ」
潤「嫌だよ……」
「どうして?」
潤「だって、ここで智と……」
必死に涙を堪えている潤。
俺はドアを開け、
部屋に引っ張り込み、
ベッドに投げ飛ばした。
戸惑う潤に覆いかぶさり
「ここでお前を抱く」
潤「嫌だよっ!やめて…っ」
潤の言葉を無視して
俺は首筋に舌を這わせる。
潤「んあっ…」
「嫌だと言いながら、身体は正直だな」
ズボンの上から潤のモノを撫でる。
潤「あっ…、さと…っし、
どうして…?」
俺は手を止め、潤を見つめる。
「アイツとの情事なんて、
お前を抱いて何度でも上書きしてやる。
俺はお前だけを愛してる」
また、俺は平然と嘘をつく。
潤「智…」
俺の首に腕を回し、
潤「抱いて……めちゃくちゃにして!」
ゴメン、潤……
でも、
今だけはお前を愛するから……