素晴らしき世界
第13章 壁越しの想い
【翔side】
ニ「相葉さん、早くして下さい」
楽屋の入り口で相葉ちゃんを急かす。
相「もう、わかったから」
相葉ちゃんが急いで靴を履く。
相「みんな、お疲れ様!」
ニ「お疲れ様でしたー」
2人が出ていくのを見届ける。
松「翔くん、何て顔してるの?」
「えっ?」
楽屋の鏡で顔を確認する。
何とも情けない顔だ……
松「食事にでも行かない?
もし良かったら、相談乗るよ?」
全部、お見通しって事か……
「よろしくお願いいたします」
頭を深々と下げると
松「翔くんに頼まれるって
何だか、変な感じだわ」
お互いに苦笑いを浮かべた。
松「ほら、リーダー寝てないで起きて」
楽屋の端で丸まって寝る
大野さんの身体を揺らした。
大「うーん……」
口をモゴモゴさせたけど、
また寝てしまった。
「起きそうにないね……」
松「ほっときますか?」
「そうだね」
一応、マネージャーに連絡して
俺たちは楽屋を出た。
駐車場に行き、松潤の車に乗り込む。
松「場所、俺が決めてもいい?」
「おう、任せるわ」
素早くスマホを取り出し、調べ始める。
すると、スマホが鳴った。
松「ごめん、ちょっと出るね」
車を降りて、電話に出た。
暫くすると電話を終えて車に戻って来た。
松「お待たせ、じゃあ行こっか?」
「お店、決めたの?」
松「うん、予約も完了!」
「仕事が早いね」
松「お褒め頂きありがとうございます」
「じゃあ、運転よろしくお願いします」
松「了解」
アクセルを踏み、駐車場を後にした。
車を走らせ着いたのは、
小洒落た居酒屋さんだった。
「ホント、いい店知ってるよね」
松「そう?知り合いに
教えてもらったんだけどね」
「流石、知り合いもお洒落な人だわ」
松「ありがとう」
「えっ?」
松「なっ、何でもない」
焦る潤の顔が真っ赤になってた。
スタッフに案内され、個室に入る。
「ここ、広くない?」
松「8人くらいの個室を
仕切り壁で分けてるんだ。
お客さんが多くてここしか個室、
空いてなかったんだ」
「平日なのに……人気の店なんだな」
松「取り合えず、
翔くんはビールにする?」
「飲んでいいの?」
松「送るから大丈夫」
潤は慣れた手つきで
メニューを開きスタッフを呼んだ。
ニ「相葉さん、早くして下さい」
楽屋の入り口で相葉ちゃんを急かす。
相「もう、わかったから」
相葉ちゃんが急いで靴を履く。
相「みんな、お疲れ様!」
ニ「お疲れ様でしたー」
2人が出ていくのを見届ける。
松「翔くん、何て顔してるの?」
「えっ?」
楽屋の鏡で顔を確認する。
何とも情けない顔だ……
松「食事にでも行かない?
もし良かったら、相談乗るよ?」
全部、お見通しって事か……
「よろしくお願いいたします」
頭を深々と下げると
松「翔くんに頼まれるって
何だか、変な感じだわ」
お互いに苦笑いを浮かべた。
松「ほら、リーダー寝てないで起きて」
楽屋の端で丸まって寝る
大野さんの身体を揺らした。
大「うーん……」
口をモゴモゴさせたけど、
また寝てしまった。
「起きそうにないね……」
松「ほっときますか?」
「そうだね」
一応、マネージャーに連絡して
俺たちは楽屋を出た。
駐車場に行き、松潤の車に乗り込む。
松「場所、俺が決めてもいい?」
「おう、任せるわ」
素早くスマホを取り出し、調べ始める。
すると、スマホが鳴った。
松「ごめん、ちょっと出るね」
車を降りて、電話に出た。
暫くすると電話を終えて車に戻って来た。
松「お待たせ、じゃあ行こっか?」
「お店、決めたの?」
松「うん、予約も完了!」
「仕事が早いね」
松「お褒め頂きありがとうございます」
「じゃあ、運転よろしくお願いします」
松「了解」
アクセルを踏み、駐車場を後にした。
車を走らせ着いたのは、
小洒落た居酒屋さんだった。
「ホント、いい店知ってるよね」
松「そう?知り合いに
教えてもらったんだけどね」
「流石、知り合いもお洒落な人だわ」
松「ありがとう」
「えっ?」
松「なっ、何でもない」
焦る潤の顔が真っ赤になってた。
スタッフに案内され、個室に入る。
「ここ、広くない?」
松「8人くらいの個室を
仕切り壁で分けてるんだ。
お客さんが多くてここしか個室、
空いてなかったんだ」
「平日なのに……人気の店なんだな」
松「取り合えず、
翔くんはビールにする?」
「飲んでいいの?」
松「送るから大丈夫」
潤は慣れた手つきで
メニューを開きスタッフを呼んだ。