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オムツン

第14章 十四枚目

彼女とは秘密の部屋でバイバイした。

私がバーの店内へ戻ると、男性客が二人きて飲んでいた。

カウンター内には店主…いや、本当の店主かオーナーはキョウコちゃんだった。

店主は…「爺や」と呼ぶことにする。

キョウコちゃんのすることを全て知っていたから、私達が奥に向かったとき、何も言わなかったのだ。

爺やは奥から戻った私に水割りを作ってくれた。

私は喉が渇いていたので、ぐっと飲み干した。

そして帰ることにした。

終電が近いのだ。

爺やが笑顔で見送ってくれた。

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