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オムツン

第14章 十四枚目

私は帰りの電車の中で考えた。

さっきまでの出来事は、現実だったのだろうか?

あまりにも突然に私の欲望どおりのことが起きたので、妄想が過ぎて、白昼夢でもみたのではないだろうか?

いや、でもあの店までの道のりははっきり覚えている。

キョウコちゃんの肌の温もりも嘘じゃない…。

私は化かされた人のように駅で降りてふらふらと自宅まで歩いて帰った。

おかげで、いつもならおむつを脱いでから帰宅するのに、履いたまま帰宅してしまい、妻におむつがバレてしまわないかとヒヤヒヤした。

そうして、お風呂に入って、久しぶりに満たされた気持ちでぐっすりと眠った。

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