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オムツン

第19章 十九枚目

店内に戻ると、10人以上の客がいた。

「みなさん、こんばんわ~!来てくれてありがとうございます!」

キョウコちゃんが挨拶をすると、拍手が返ってきた。

そうだ、ここはキョウコちゃんの店なのだ。

ママも淑やかに会釈をする。

私が落ち着かないでいると、キョウコちゃんが

「ケントさんです。仲良くしてあげて下さい」

と紹介してくれた。

私は雰囲気にのまれて、ペコペコと頭を下げる。

そういえば、貸し切りと書いてあったはずだけど、いったい何の集まりなのか…。

そんなことを考えて、ふと、横のボックススペースを見たところで、私は目を疑った。

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