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ノートを反対側から開くと、そこにはバーの常連客について記載してある。

私がバーに通うにつれ、仲良くなった人達について、わかったことを書き溜めたものだ。

私はカズ君と酒を飲みながら、ノートを見て、女の子と客の相性を相談してリニューアルに向けて準備していた。

例えば、いつも紳士で物腰の柔らかい資産家のハマちゃんは、社会的にある業界においてはトップクラスの地位にあり、ちやほやされるが、反面、心から打ち解けられる相手がなく、実は孤独を抱えている。

こんなハマちゃんにはS気が強い割に面倒見のいいレオナと一緒にさせれば仲良くやるかもしれない。

そんなことをカズ君と話し合っていた。

このノートについてはバーに預けてあり、爺やにも見てもらって、客について補足の情報があれば書いてもらった。

爺やは流石に人を見る目があるしよく客を知っていた。